【日記】BIってなんだ?【仕事】
IT系サラリーマン、いわゆるSEになってからはや数年。
今回の記事は、「そもそも自分のしている仕事ってなんだ?」というのを振り返り、
整理する目的。
知らない人に仕事聞かれても、ちゃんと相手が納得するくらいの説明はできておいたほうが社会人のマナーですしね。
SEといっても、私は主に某ドイツ社のBI製品を扱っているので、
「そもそもBIってなんだ?」ってことを改めて確認していきます。
■BI とは
Business Inteligence(ビジネス インテリジェンス)の略で、
企業が持っている様々なデータを、収集・蓄積・加工して、経営戦略の意思決定に役立てること。あるいはそれを叶えるシステム。
教科書的な説明でいうとこんな感じ。
しかしこれだけ言われても大抵の人は「は?」と思うに違いない。
そりゃそうですよね。具体的にイメージできないんだもの。
今の内閣と同じですね。
人に理解してもらう場合、
その人が知っていることや、一般的なものごとに置き換えて説明したほうが
イメージを共有化しやすいです。
(当たり前だけどこれがなかなか難しい)
私はBIを説明するとき、
「BIは、企業独自の家計簿みたいなツール」と、いつも言っています。
まず、皆さんにとって"家計簿"ってなんでしょうか?
一般的な答えとして、
「日々の生活で発生したお金の収入・支出を記録したもの」というのが、
共通的に合意が得られる回答ですよね。
では、なんで家計簿ってつけるんでしょうかね?
家計簿をつける目的ってなんでしょうか?
大体の人は「支出の無駄をなくして、貯金したいから」とか、
「支出・収入のバランスを見て、今後の生活をやりくりできるか判断したい」とか、
使い方は人さまざまなので、一意とは言えませんが、
家計簿をつけるのは、つけるなりの目的があるからです。
大事なのは、家計簿はつけるだけで終わらないないはずです。
家計簿をつけて、そこに書かれた支出・収入から、
改善意識、あるいは、アクションにつなげるはずです。
例えば、
先ほどの「支出の無駄をなくして、貯金したいから」という目的の場合、
「今月の家計はどんなかんじかしら……あら、外食費が増えてて貯金ができないわ!自炊しまあす」というように、
家計簿見る ⇒ 改善点見つける ⇒ 改善意識、あるいは、改善アクションにつなげる
というサイクルが無意識に働いているはず。
BIを導入している企業も同じようなことをしています。
事業別に売上を表示するようなレポートを見て、
「この部署の売り上げが悪い!事業撤退だ!」とか、いろいろやっているわけです。
これが要するに、先ほどの教科書的説明の「経営戦略の意思決定に役立てること」です。
家計簿のようなツールを見ることで、自分の目的のためなにをすべきかが明確になる。
そんな手助けをするシステムがBIだと認識してます。
んで、自分の仕事を説明するので、一旦家計簿の話に戻るとして、
家計簿をつけるとき、なにをもとに記帳していますか?
大体の人は、財布にたまったレシートとか領収書の金額や、
通帳に記帳された金額から写すとか、日々の生活で溜まっているデータをもとに家計簿を書き起こしていると思います。
このレシートや記帳された金額が、「企業が持っている様々なデータ」と同意義です。
んでレシートとか領収書持ってたら、
その金額を、自分で家計簿に書き込みますよね?
書き込むってことは、家計簿の書式やフォーマットに従って書くこと。
つまり、レシートとか領収書の金額は、
家計簿として機能するよう決められたルールによって書かなければいけないですよね?
例えば、大体枠線とかでどこに金額を描くか定められてるはずです。
白紙で自由に金額をわちゃわちゃ書いて機能する家計簿なんてないわけです。
それ以外のルールとしても、
そもそもレシートのいくつかがドルとかジンバブエドルの場合、
日本人だった日本円に変換して書かなきゃいけないし、
日付をどこかに書かなければ、そもそもいつの支出・収入かわからなくなるし。
言いたいことしては、家計簿を使うためには、
まず、レシートや領収書といった蓄積されたデータがあり、
そのデータを家計簿として機能させるためには、
なんらかの形でデータを加工する必要があるということです。
これが「企業が持っている様々なデータを、収集・蓄積・加工して」の箇所です。
じゃあ、私の仕事は?っていうと、
この家計簿を企業向けに考えている、あるいは、作っている人という回答になります。
まぁできるだけ、短くかつ丁寧に言うとしたら、
BIは、家計簿みたいに、日々の営みで生じるデータを集めて、加工した上で、
利用者に有意義な情報を与えてくれる媒体(システム)というのがこの記事の結論。
余談で、
こういう何かしらのアクションを決めるための材料となるシステムって、
AIととても相性いいと思うんですよね。
多分今後もさらに伸びていく分野なのかなと、稚拙に思っております。
以上